何を食べても痩せる?!

全ては食べた量で決まる!

エネルギー収支バランスが全て
“摂取量-消費量”が全てです!
その結果がBMIと体重の変化であり、エネルギー摂取量がエネルギー消費量を上回る状態が続けば体重が増加し、逆に、エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回る状態では体重が減少します。

食べる量=カロリー摂取量>食物の種類>
残念ながらこれを食べると痩せやすいというのは影響としては小さいです。
それよりエネルギーが大きいので


1日に消費するエネルギー
私たちが1日に消費するエネルギーは次の4つに大別されます。
・基礎代謝量(Basal Metabolic Rate:BMR)
・運動による熱産生効果(Thermic Effect of Exercise:TEE)
・非運動性活動熱発生 (Non-exercise activity thermogenesis:NEAT)
・食事による熱産生効果(Thermic Effect of Food:TEF=DIT)


1日に消費する総エネルギー(A)=上記4つの合計
食事を構成する栄養素が炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質いずれがメインであっても、

・総摂取カロリー>Aなら「太ります」
・総摂取カロリー=Aなら「不変です」
・総摂取カロリー<Aなら「痩せます」

脂肪減少と脂肪蓄積

アナボリックとカタボリックの図
大まかなフェーズイメージ

脂肪蓄積→アナボリック(同化)
脂肪減少→カタボリック(異化)

グリーン部分が食後フェーズ(脂肪蓄積期)
ブルー部分が吸収後フェーズ(脂肪減少期)

食後フェーズは蓄積時間
食後フェーズでは、栄養素は消化管で消化吸収され血中に放出されます。このとき体内はアナボリック(同化)の状態で、栄養素は各組織に蓄積されます。

吸収後フェーズは脂肪減少時間
吸収後フェーズでは、食べたものは全て消化吸収されて消化管は空っぽの状態で、各組織に蓄積された栄養素が分解されエネルギーとして使われます。

1日の中で脂肪蓄積と減少を繰り返す

一日を通して、私たちは食べる度に食後フェーズと吸収後フェーズの間で変化し、栄養素を組織に貯蔵したり引き出したりしています。
運動するとブルーの部分が更に増えます。

トータルでブルーの部分が増えれば痩せていく
夜遅く食べようが、朝ごはんを抜こうが、朝食前に走ろうが、夕食後の筋トレであろうが、『1日24時間を通してトータルでアナボリック期(グリーン部分)>カタボリック期(ブルー部分)なら太り、グリーン部分<ブルー部分にすると痩せる』ということです。

炭水化物の比率が高いので減らすとダイエットしやすい
日常の食事を構成する栄養素の中で炭水化物の比率がもっとも高く、そういう意味では炭水化物を減らすことはダイエットでは寧ろ自然体と言えるでしょう。

糖質制限ダイエットや置き換えダイエットなど

おなかいっぱい食べても痩せるウソ!食べれば太る現実
糖質制限ダイエットは、まるで営利を主目的とする悪徳ダイエット業者の如く、「糖質制限ダイエットは最強である」、「お腹いっぱい食べて楽々痩せる」「お酒を呑み、お肉をいくら食べても太らない」、「糖質は全て毒物である」とダイエット本やTVで針小棒大に喧伝されています。

糖質制限ダイエットも
数あるカロリー制限ダイエットのバリエーションの一つ

「とにかく炭水化物を食べさえしなければ、好きなものをいくら食べても痩せる」という手軽な印象を前面に押し出して、スリムになることに憧れている多くの人たちの関心を引いています。しかし、上述の通り糖質制限ダイエットも数あるカロリー制限ダイエットのバリエーションの一つに過ぎません。

満足するまでたくさん食べたい

炭水化物を減らすことでタンパク質や脂質を普段より多く摂取できます。
そのため満足感が高くなり、結果的にローカロリーになることでダイエットできることはあります。ですが、オーバーしてしまうと意味がありません。
そもそもお腹いっぱいにしながらダイエットは無理です。過度な空腹感はストレスになりいい影響は出ませんが、空腹に慣れる必要があります。
精神的な満足感を食べることで満たしているということに気がつけば他のことでも満足感を充足できます。ですが、ずっと制限するのもしんどくなります。ダイエット休みなど設けて心身ともにリフレッシュしながら、断続的にダイエットすることが無理なく実行できます。

人体は千差万別と継続

人体は千差万別であり、ダイエットに “one size fits all” という考え方は通用しません。糖尿病治療、メタボリックシンドロームの予防や健康促進、美容(スリム)、バルクアップ(lean)、運動パフォーマンスの向上など目的別に応じて、年齢、性別、体組成値、食品のアベイラビリティ、遺伝子、健康食品への知識、嗜好、文化、知的度、宗教、健康志向、収入、時間的制約、地域性、家庭の状況etc各人の個別性を考慮してダイエットプログラムを組むことが肝要です。それと継続するためのテクニックが必要です。

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